Windows10 Anniversary Updateから『Windows Subsystem for Linux(WSL)』というものが用意され、別途ツールを用意する必要がなくなりました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
Unixコマンドを必要とした際、今までであればMacのターミナルを使ったり、Windowsであれば別途ツールを用意していたかと思います。
しかし、Windows10 Anniversary Updateからそれが必要なくなりました。
『Windows Subsystem for Linux(WSL)』というものが用意されたのです。
Windows10にWSL機能を追加する
WSLの機能を追加するには、管理者権限にて以下の手順を行う必要があります。
1.『プログラムと機能』を起動する
2.『Windowsの機能の有効化または無効化』を選択する
3.『Windows Subsystem for Linux(Beta)』にチェックを入れ、再起動する
4.『設定』を起動し、『更新とセキュリティ』にある『開発者向け』にて『開発者モード』を選択する
5.『開発者向け機能を使う』の警告画面が読み、問題なければ『はい』をクリックする
6.『コマンドプロンプト』を起動し、『bash』コマンドを実行後『y』を入力して進む
7.『ユーザー名とパスワード』の入力で任意のものを設定する
以上の操作でスタートメニューに『Bash on Ubuntu on Windows』が新たに加わり、起動するとおなじみの『$』ではじまる画面が登場します。
Bash on Ubuntu on Windowsでの注意
ただし、注意しなければいけないことがあります。
Windows10の開発者モードを有効にすると、sshのポート(TCPの22ポート)がオープンされるようで、外部からsshでログインできるようになってしまうようです。
これに対応しておくため、ファイアウォールにて当該ポートを外部から拒否するようにしておかなければいけません。
また、現段階においてWSLはまだβ版の状態ですので、多少の不具合は残っているものと思われます。