2019年2月8日、AppleはiPhone・iPadに向けた『iOS 12.1.4』をリリースし、配信を開始しました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
今日は先週リリースされた『iOS』に関する話題です。
iOS 12.1.4 へアップデートを早急に
前バージョンにおいて通信相手が応答していない状態でも音声や映像を盗み取れてしまうバグ、『FaceTime盗聴バグ』が見つかったことにより、先週、それを修正した『iOS 12.1.4』がリリースされたわけですが、今回の修正はこれだけではなく、他のセキュリティ対策も施されています。
1つは、攻撃者が悪意のあるアプリを通じてメモリを破損させて昇格した権限を取得できるもの。
もう1つは、メモリ破損を利用してカーネル権限で任意のコードを実行できるというもの。
この2件の脆弱性に関しては修正プログラムが提供されるまで解消手段がない『ゼロデイ(Zero day)』と呼ばれる脆弱性であるため、脅威にさらされた状況から脱するには『iOS 12.1.4』にアップデートするしか方法がありません。
iOSなどのアップデートの場合、別の問題が出る可能性を考慮して様子見する方も多いようですが、できる限り早くアップデートされる方が望ましいと言えます。