米国時間の6月4日(日本時間の6月5日未明)でしたでしょうか、Apple(アップル)の年次デベロッパー向けカンファレンス『WWDC』が開催されました。
iOS12では、iOS11対応の端末すべてに対応し、古いデバイスでもパフォーマンスが良くなるという話しもあります。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
今日は少々パーソナルな話しでもありますが、先日発表された『iOS12』に関して触れてみたいと思います。
冒頭にも書いた通り、iOS11に対応(iPhoneであれば5s以降)している端末すべてに対応するだけではありません。
iOS12におけるUSB接続ブロックとHELO
新機能として搭載される使用制限時間設定機能『App Limits』などはさておき、どうしても意識してしまうのはセキュリティ関連の機能です。
iOS12では、iPhoneやiPadがロックされてから1時間が経過すると、USB機器との接続がブロックされる機能が追加されるようです。
これにより、FBI(米連邦捜査局)などが使用している解除機器を使ったアクセスが困難になるとされています。
(既に解除に成功した、という報道もありますが。)
デフォルト設定では、ロック後1時間経過でLightning経由でのUSBアクセサリへのアクセスが禁止となるようで、あえて解除しておく人はあまりいないかもしれません。
もう1つはアメリカのみの機能になるようですが、iOS12のiPhoneから『911緊急通報システム』に電話した場合、位置情報が911と共有可能になるとされています。
これは、GPSとWi-Fiアクセスポイントを使って911への発信者の現在地を測定する『HELO(Hybridized Emergency Location)』と、緊急通報時に位置情報を通知する『RapidSOS』を併用したもののようで、素早く位置情報を911センターと共有できるというもののようです。
日本でも緊急通報時の位置情報の通知は可能なはずですから、今後の可能性はあるかもしれません。
ご参考までに。