日本時間の1月26日(米国現地時間の1月25日)、Googleはウェブブラウザの新バージョンとなる『Chrome56』(バージョン56.0.2924.76)をリリースしました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
先日投稿した『Google Chromeが警告を出す』でもお伝えしたとおり、Googleは新ブラウザのChrome56にて新たな変更を加えてきました。
やはり、予定通り保護されていないウェブサイトへの警告表示を出すようになりました。
Chrome56が出す警告表示
今回のChrome56における警告表示は、ある動作をさせるウェブページに限定されています。
それは、パスワードを入力させるページにおいて警告表示を出すというところにとどまっています。
従って、主にはネットショップ(インターネット通販)サイトにおいて、会員がパスワード入力をするような内容が含まれたページにおいてのみ、ウェブの暗号化を求めたようです。
※ まだ第一段階ですので、今後は他へも展開していきます。
このようなウェブページの場合、アドレスバーのURLの先頭に『!保護されていない通信』という表示がされるようになっています。
例:!保護されていない通信|http://www.example.com/といった状態になります。
Chromeでのその他の表示
前バージョンのChrome55あたりから、その他の表示もされるようにはなっています。
『!』マークのみの情報表示:これは、プライベート接続(暗号化されていない/httpsではない)ではないことを意味します。
日本においては、このマークが表示されるウェブサイトが大半かもしれませんが、個人情報などの機密情報を入力しないように注意する必要があります。
『?保護された通信』の表示:これが現状でもプライバシー保護がされたウェブサイトである場合の表示です。
現段階において、この表示がされているものが安全性の高いウェブサイトであると認識して良いでしょう。
以前から申し上げておりますが、近い将来すべてのウェブサイトに対して常時SSL化が求められるようになります。
早い段階にて行われることをお勧めします。
追伸:現在、GoogleのChromeはウェブブラウザのシェアでNo.1であることを念頭に入れておいてください。