前回はのhtml・CSS・画像・JavaScriptを軽量化する改善策はいかがでしたか?
今回も引き続き、別の改善策をお話しします。
前回の記事はこちら⇒WEBを高速化するための改善策
また、前回の軽量化のお話しはhtmlベースでのお話しをさせていただきましたが、
WordPressを使っている方であればプラグインを探して使えば同じことができます。
皆さん、こんにちは。
業務コンサルタントの高橋です。
今回は、キャッシュを活用することによって高速化を図る改善策をお話しします。
ブラウザーのキャッシュを使う
ブラウザーには自分のマシンに画像データなどを蓄積しておくキャッシュ機能があります。
それを一定期間使う設定をしてあげることによってデータの転送量が減り、結果的には
表示されるスピードが速くなるというものです。
実際には下記のようにmod_expiresの設定を.htaccessなどにしてあげます。
<IfModule mod_headers.c>
<IfModule mod_expires.c>
ExpiresActive On
ExpiresDefault “access plus 1 seconds” // キャッシュの初期化
ExpiresByType text/html “access plus 1 seconds”
ExpiresByType image/gif “access plus 2419200 seconds” // 4週間での設定
ExpiresByType image/jpeg “access plus 2419200 seconds”
ExpiresByType image/png “access plus 2419200 seconds”
ExpiresByType text/css “access plus 2419200 seconds”
ExpiresByType text/javascript “access plus 2419200 seconds”
ExpiresByType application/x-javascript “access plus 2419200 seconds”
ExpiresByType application/javascript “access plus 2419200 seconds”
</IfModule>
</IfModule>
“access plus 2419200″の部分は、”access plus 4 weeks”でもかまいません。
これで、ブラウザーのキャッシュクリアを行うか、強制的なリロードが行われない
限りキャッシュデータが使われるということになります。
4週間というのは例ですので、それぞれのウェブサイトにあったキャッシュ期間
を設定されるのが良いでしょう。
更新比較のETagをオフにする
Etagは、ブラウザー側のキャッシュファイルとサーバ側にあるファイル内容や更新日
などが同じかを比較するものですが、この比較をその都度行っていてることによって
スピードのロスが生じます。
そこで、下記のようにEtagをオフにする設定を.htaccessなどにしておきます。
<ifModule mod_headers.c>
Header unset ETag
</ifModule>
FileETag None
このような感じです。
まだ他にも行えることはありますが、概ねこれくらいのことをしてあげれば
結構改善されるはずです。
(機会があれば、また書かせていただきます。)
前回、今回と、ウェブサイトの高速化改善策に関するお話しをしてきましたが、
まずはご自身のサイトの状況を把握されると良いです。
私の場合は、グーグル社が提供しているデベロッパーツールを使ったりしています。
一度お試しください。
注:.htaccess は設定ファイルですので、間違った記述をされるとウェブサイトが
表示されなくなります。ご注意ください。