ウェブサイトのパフォーマンスなどが気になった場合、CDN(content delivery network)を活用するのも一つの手ではありますが、これが逆効果となる場合もあり得ます。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
以前、このブログでもCDN(content delivery network)の活用をお勧めしたこともありますが、必ずしもそれが良いわけではないケースも存在します。
では、それはどのようなケースなのでしょうか?
CDNが速度的に逆効果となるケース
インターネットの普及に伴い、ウェブサイトによっては大量のアクセスが集中し、反応の遅延などが多く見受けられ、時には反応しないケースもあります。
そんなケースにおいては今でもCDNは有効的なものであると言えます。
また、それほど大量のアクセスが集中していなくても、元々のオリジナルサーバの処理能力がそれほど高くない場合においてはそれをカバーしてくれるものとしても有効的です。
しかし、ここ最近のホスティングサービス各社の状況を見てみると、処理能力の高いCPUに大容量メモリ、ストレージにはSSDを採用するなどし、ホスティング会社自身も設備をリニューアルさせたりしています。
そのようなケースにおいては逆にCDN経由にしていることが速度低下につながることもあります。
では、どのように判断するか?
単純に、CDN経由にした場合とそうでない場合とで速度測定などをしてみて比較し、判断すると良いでしょう。
ただし、セキュリティ性や安定性を優先して求めるのであればCDNを活用した方が良いとも言えますので、優先事項が何であるかによってCDNの活用を考えるべきでしょう。