相変わらずセキュリティ意識の低い人が多いもので、『123456』というパスワードは情報漏えいしたアカウントの中で最も多く使われています。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
昨今のサイバー情勢においてパスワードに『123456』を使っているのであれば情報漏えいしてもやむを得ないと思いますが、逆に、情報漏えいしにくいパスワードを設定している人達はどのようなパスワードを設定しているのでしょうか?
米国ホワイトハッカーのパスワード
パスワードは12桁程度の文字数では10分程度で解読されてしまうと言われていますが、米国のホワイトハッカー達はその2倍程度のパスワードを設定しているとされています。
そして、この覚えられないくらい長さのパスワードは米国の政府職員においても行われていると言います。
彼らは『パスワード』を『パスワード』ではなく『パスフレーズ』としてパスワード設定を行っているとされており、『フレーズ化』されたものであればある程度長くても自分の決めたルールであれば普通に思い出せるということです。
これ、米国のホワイトハッカーの間では23桁以上の文字数であれば良いと言われているようで、『パスワード』を『フレーズ化』した『パスフレーズ』にして運用しているようです。
もちろん、いくつもそういった『パスフレーズ』を作っているわけではなく、利用するサービスごとに一定のルールを付与して運用しているようです。
この方法は日本語をローマ字にした場合にはさらに強固になり得ます。
英語で『TheFirstDogIsJohn』というパスワードを日本語でローマ字にした場合、『1BanmenoInuhaJohnDesu』といった感じになります。
『いち』という部分に数字を使ったり随所に大文字を混ぜているのも有効な方法で、『わ』ではなく『は』をローマ字にしているのもポイントです。
これに利用サービスの一部の文字と記号を混ぜてあげればかなり強固なものになります。
『Yaho@1BanmenoInuhaJohnDesu』や『Raku@1BanmenoInuhaJohnDesu』といった感じでのようにです。
とは言え、日本においてここまで行われるようになるのは遠い先の話しになるのかもしれません。
それだけセキュリティ意識の低さを感じています。
ご参考までに。