2日前の『NASのファームウェア破損対応』という記事で『NAS(Network Attached Storage / ネットワーク対応HDD)』に関して触れましたが、この『NAS』を推奨する人とそうでない人がいます。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
一昨日『NASのファームウェア破損対応』の記事で『ハードディスクエラーの場合は少々手間が増える』と書きましたが、今日はそれを少し補足します。
NASを推奨しない人の理由はコレ
サーバーを設置するよりも手軽に使える『NAS』ではありますが、中にはそれを推奨しない人もいます。
『NAS』として販売されているものの多くは『Windows』のフォーマットとは異なる『Linux』のフォーマットになっており、それにプラスして『暗号化』されているものもあるためハードディスクがエラーとなってデータが読み書きできなくなってしまった場合の復旧費用が結構高額になります。
これは一昨日の『NASのファームウェア破損対応』の記事の中で書いた『ハードディスクエラーの場合は少々手間が増える』という部分には含まれていない話です。
『NASのHDDが破損したのでHDDを交換し、バックアップから戻して復旧完了。』
これで終われるケースにとっては『少々手間が増える』ということです。
そもそも『NAS』を使うにしても、バックアップすら行われていない状態で『それがすべて』となってしまっている場合は非常に危険です。
これはどのような環境構築を行っても同じことが言えますので、必ず元通りにデータが復旧可能な環境構築を行うことの方が重要な問題であると言えます。