来年の2020年は複数のMicrosoft社製品の延長サポートが終了します。
延長サポートが終了した場合、新たな脆弱性が発見された場合であっても修正パッチは提供されなくなります。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先週末、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が複数のMicrosoft社製品に対する注意喚起を行っています。
来年(2020年)にMicrosoft社のサポートが完全に終了してしまう製品に対しての注意喚起です。
Windows7等のサポートは後1年弱
まず、来年の2020年にサポートが完全に終了するものには以下のものがあります。
<2020年1月14日終了>
・Windows 7
・Windows Server 2008
・Windows Server 2008 R2
<2020年10月13日終了>
・Microsoft Office 2010
以上のMicrosoft社製品のサポートが終了します。
Windows OSやOfficeアプリは定期的にセキュリティアップデートを行っており、昨年の1月~11月末における脆弱性の深刻度に関しても、Windows 7とWindows Server 2008・2008 R2は約30%の脆弱性が深刻度の最も高いレベル3(危険)で、Microsoft Office 2010に至っては約80%の脆弱性が深刻度の最も高いレベル3(危険)という状態でした。
このように、セキュリティ修正プログラムの提供がされないものを使い続けることは非常に意見で、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏えいや、その他の被害を受ける可能性は当然高くなります。
残り1年を切ってしまった今、サポート提供の受けられる新しいWindows OSやOfficeへの移行は待ったなしといった状況にあります。