先週の金曜日、『国内各地でインターネット障害』の記事でも書いた通り、正午過ぎにインターネットの大規模障害が起きていました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先週末に起きたインターネットの大規模障害、問題はGoogleの通信装置の誤操作が原因で、同社はそれを認めて謝罪したようです。
では、いったい何が起きていたのでしょうか?
Googleが犯したミステイク
25日の正午直前、Googleはインターネット回線の接続経路に関する情報を間違った内容が含まれたまま発信してしまったようで、それが原因でインターネットの大規模障害となったようです。
誤った情報は10分程度で正しいものに修正されたようですが、一部では数時間に渡ってインターネットサービスがつながりにくい状況となっていました。
具体的には以下のサービスなどです。
OCN:12時半前頃からインターネットに接続できなくなる
KDDI:同様に接続が不安定になる
上記2つは13時頃までに復旧
楽天証券、メルカリ、LINE:数時間に渡ってつながりにくい状況となった
インターネットはもろい
インターネットは非常に便利なものではありますが、根幹となる経路情報の設定ミスでこれだけの大規模障害が起きます。
もちろん、Googleだけが経路情報を持っているわけではなく、それは複数の通信事業者が持っているわけですが、それらの変更情報は相互に情報伝達される仕組みから成り立っており、どこかの事業者がミスを犯せば簡単に今回のような大規模インターネット障害となってしまいます。
これは流石に我々では対処できない問題ではありますが、インターネットにおいてはそういったトラブルが起きることを予め念頭に置いておく必要はあるでしょう。