まもなくGoogle Chromeブラウザのアップデートが行われますが、それにおいては第一弾の警告表示がはじまります。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
このブログの記事投稿においてウェブサイトのHTTPS化(暗号化)は何度書かせていただいたことでしょうか。
そしてGoogleは、今月中にリリース予定となっているChromeブラウザ(現在シェアNo.1)のバージョン56において重要なスタートを切ります。
Chrome56において行われること
Chromeブラウザのバージョン56から行われることとは、パスワードやクレジットカード情報などを送信する必要があるページがHTTPのままである場合、アドレスバーの先頭に『!保護されていない通信』、『!Not secure』などの警告表示を出すようになるということです。
これに関しては当然と言えば当然の話しなのですが、重要情報を送信させるようなウェブサイトにおいて未だに『HTTPS化(暗号化)』が行われていない、『HTTP』のままのウェブサイトが多数存在していることも事実だからです。
これがGoogleがChromeブラウザのバージョン56から行おうとしている第一弾となります。
GoogleのHTTPS化促進には続きがある
今月中にリリース予定のChromeブラウザのバージョン56においては前述のウェブサイトが対象になるだけのようですが、GoogleのHTTPS化促進はこれだけでは終わりません。
パスワードやクレジットカード情報などを送信する必要があるページだけにとどまらず、すべてのウェブサイト・ウェブページにおいて『HTTPS』ではない場合においては警告表示を出す計画があります。
つまり、今回のスタートは第一弾に過ぎず、第二弾以降の続きがあるということです。
おそらく、大半のウェブサイトに存在する『お問い合わせフォーム』などに対する『HTTPS』チェックは直ぐにやってくるでしょう。
お問い合わせフォームなどの入力フォームには個人情報が含まれますので、パスワードやクレジットカード情報と同じくらい重要な情報であることから考えればそれは直ぐにやってくるはずです。
そして、最終的なところではそれらの入力フォームすらないウェブサイトに対しても『HTTP』のままであれば警告表示を出すようになるでしょう。
コストのかかる話しではありますが、ユーザーに優しい、ユーザーが守られたウェブサイトはSEOにも関係してきます。
また、ユーザーが訪問した際、『!保護されていない』とか、『!安全ではない』などの警告を目にすることで信用度は落ちてしまいます。
そういったことにならないよう、早めに準備をされることをお勧めします。
ちなみに、ここ最近のChromeブラウザにおいて『HTTPS化』されているウェブサイト(ウェブページ)に対しては『?保護された通信』の表示がされています。