給与支払のパターンとして多いのは『末日締め・翌月10日(5日)支払い』か『15日締め・25日支払い』ですが、中小零細企業に多く見られるのは前者の方です。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、皆さんの会社は何日に給料を支払われていますか?
冒頭に書いた支払日、通常はこのようにして決められています。
給与支払は10日・5日が多い中小零細
中小零細企業が給料の支払日を10日や5日に決めている理由は非常に単純です。
中小零細企業の場合は資金が潤沢にあるわけではないことが多いため、売掛金などの入金確認後に給与を支払うケースが多いです。
これは、売掛金などが当月末締め・翌月末入金のケースが多いこともあり、末日に入金された資金をもって翌月の10日(5日)に給与支払を行っているということです。
また、これに伴って買掛金や未払金などの支払いも翌月10日(5日)に設定しているケースもあります。
逆に、資金繰りに余裕がある大企業は給与支払が25日になっている企業が多いとも言えます。
この場合、従業員からすれば当月中に給料が支払ってもらえるのでありがたい話しですが、事業者側にも一応メリットはあります。
決算において給料の締日から月末までの翌月支払分の給与を未払費用などに計上することができるというメリットです。
この部分、中小零細企業に多い『月末締め・10日(5日)支払い』の場合においては決算においても当月分の給与が未払費用などに月末で計上されることになりますので、こういったメリットは発生しません。
以上、ご参考までに。