MicrosoftのWindows Live Mailの代わりにもされるようになってきたMozillaのThunderbird、米国時間の8月6日に最新版である『Thunderbird 60』が正式リリースされました。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
オープンソースのメールソフトである『Thunderbird』ですが、『Thunderbird 52』の系統からメジャーバージョンアップされ、『Thunderbird 60』が正式リリースされました。
では、どのように変わりをとげたのでしょうか?
Thunderbird 60の正式リリース
デザインは『Firefox Quantum』で採用されたものが導入され、タブのデザインなどが変更になっています。
機能的には、添付ファイル用の『添付ボタン』がメッセージ編集画面の右上に配置され、『Alt』+『M』にてペイン画面の表示ができるようになっています。
また、受信メールに添付ファイルがある場合、『クリップ』のマークで添付ファイルの存在を知らせてくれます。
その他にもセキュリティ関連の新サポートなどがあるようですが、正直なところ、見た目が『Firefox Quantum』のデザインに変更された感じしか受けません。
当然ながら、Windowsに対するサポートは『Windows 7』以降ということになり、『Windows XP』、『Windows Vista』のサポートはありません。
一番注意が必要なのはアドオンです。
Thunderbird 60と互換性があると明示されていないアドオンはデフォルトで自動読み込みされなくなります。
(当面の間は対応が明示されていないアドオンを有効化するオプションが用意されるようです。)
ちなみに、残念ながら64bit版にはなっていません。
32bit版のままです。