一昨日の『複合機での意外な出力時間の差』という記事にて、出力時間に差がでることについて触れました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、一昨日は『Wi-Fi』経由で『カラー印刷』を行った場合の遅延時間に関して触れましたが、今日はその続報になります。
複合機における出力時間の差の続報
まず、今回の事例にて少々腑に落ちないこともあり、各メーカーに問い合わせを行ってみました。
その結果、以下のような回答が返ってきております。
複合機メーカーX社:プリントサーバーまで正常に印刷指示が届いていること、有線LANの場合においては遅延時間がほぼないことを考えると、経由している『Wi-Fiルーター』における問題と思える。
Wi-FiルーターメーカーB社:1.Snooping機能を外すことで改善される可能性がある。2.2.4GHz帯の場合であれば『1Ch、6Ch、11Ch』を使ってみてほしい。3.ファームウェアを最新にしてみてほしい。4.1~3まで試してみて改善がなかった場合、やはりプリントサーバー側で制御されているのではないかと思える。
Microsoft社:モノクロとカラーで出る印刷時間の差はプリンターの機種によって異なるため何とも言えない。
このような回答でした。
そして、プリントサーバーに何らかの制御がされているにしてもそこは変更しない前提があるため、今回は『Wi-Fiルーター』のファームウェアのアップデートと設定の調整ということに...
その結果、Wi-Fi 5GHzでの印刷時間が50%(約90秒で出力)に短縮されました。
また、電波状況などを勘案し、Wi-Fiを使用する部署の端末すべてをWi-Fi 5GHz帯を優先的に接続する方法にも変更しています。
以上、続報をお伝えしました。
ご参考までに。