先週、『スマホ決済普及遅れている日本』という記事にて、日本のキャッシュレス普及が遅れていることを指摘しましたが、そればかりが重要なわけではありません。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
9月6日(木)午前3時頃、北海道において非常に大きな地震があったことはご存知かと思いますが、その影響で北海道全域が停電しました。
このような非常事態において、キャッシュレスという社会は非常に弱さを露呈するということが言えます。
今日はそれに関してお伝えします。
現金は災害時に強く必要なもの
普段、ICカードなどの電子マネーやスマートフォン経由での電子的な決済に頼りきっている場合、それは非常にリスクが高いかもしれません。
停電の際、電気を必要とするこれらの端末は使えなくなることが多く、非常用電源があったとしても長くはもちません。
また、仮にそのお店が停電していなかったとしても、インターネットを介してつながっているサーバなどがダウンしていれば結果的には使用できません。
このような場合において有効的なのは現金です。
お店側が販売可能な状態にあるのであれば、決済可能となるのはおそらくアナログな現金のみということになるでしょう。
逆に、お店側が考えることとしては、サーバがダウンしている状態でも稼働可能なオフラインのレジを用意しておくことが必要かもしれません。
先々のイベントに向け、キャッシュレスを普及させることは重要なことではあるものの、災害などの非常事態時における備え的な考え方は残していかざるを得ないとも言えます。
<北海道地震により被災された皆様へ>
このたびの平成30年 北海道地震により被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。