2018年5月25日から、『EU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation:GDPR)』、欧州経済領域(European Economic Area:EEA=EU加盟28カ国及びアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー)の個人データ保護を目的とした管理規則の適用が開始となり、これに伴って法的要件が求められることになります。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
米時間の5月17日(木)、『WordPress 4.9.6 Privacy and Maintenance Release』としてWordPressの更新版が公開され、WordPressも『GDPR』への対応が行われたようです。
WordPress4.9.6におけるGDPR対応
冒頭で書きました通り、来週末から『EU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation:GDPR)』がはじまります。
『欧州経済領域(European Economic Area:EEA=EU加盟28カ国及びアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー)』向けに何らかのサービス提供を行い、そこから個人データの収集を行っている場合、それに関する対応が必要になります。
それに伴いWordPress4.9.6では、プライバシー関連の機能が追加されています。
1.ログアウトしたコメント作成者が、名前、メールアドレス、ウェブサイトをブラウザのクッキーに保存するかどうかを選択できます。
2.プライバシーポリシーページが指定できるようになっています(ログインページと登録ページに表示される)。
(サイトのすべてのページにプライバシーポリシーへのリンクを手動で追加する必要があります。)
3.ユーザーの個人データのエクスポート、ユーザーの個人データの消去機能が追加されています。
上記以外に関してはバグ(不具合)修正になっています。
今回のGDPR対応ですが、日本国内向けのウェブサイトでも使える機能かと思います。
注:WordPress 4.9.3を使っている場合は手動で更新する必要があります。