『iPhone』や『iPad』などの『iOS系デバイス』のバックアップをローカル端末に取得する場合、『バックアップを暗号化』して取得している方は多いかと思いますが、その際の『バックアップパスワード』を忘れてしまったことはありませんか?

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先日、知人が『iPhone』を買い替えた際にある事件が起きました。
『バックアップパスワード』が思い出せずに復元ができない事態になったのです。
今日はその際に行った方法を少しだけご紹介します。
iPhoneのバックアップパスワード
過去において、『iPhone』や『iPad』などの『iOS系デバイス』のバックアップをローカル端末に取得した場合の『バックアップパスワード』はAppleですら解除できないものとなっていました。
しかし、それは『iOS 10』以前においてで、『iOS 11』以降か『iPad OS』であれば方法があります。
パスワードをリセットし、バックアップを新たに取得し直すことです。
手順はこうです。
1.『iPhone』や『iPad』の『設定』から『一般』を選択し、下部にある『リセット』を選択
2.『すべての設定をリセット』をタップして『iPhone』や『iPad』の『パスコード』を入力
(『すべての設定をリセット』完了後、バックアップパスワードは削除されます。)
3.『すべての設定をリセット』完了後、ローカール端末にバックアップを取得し直す
この手順でOKです。
ただし、これを行うことで『ディスプレイの明るさ』、『ホーム画面のレイアウト』、『壁紙などの設定』がリセットされます。
前述の通り、この方法が使えるのは『iOS 11』以降か『iPad OS』ということになりますので、『iOS 10』以前の場合には『iCloud』のバックアップが残りの手段ということになります。
Appleのホームぺージには『古いiTunesバックアップを使ってみます』という選択肢も書かれていますが、これは実際に使用してみたことがないので不明です。
最後に、ローカル端末へのバックアップ取得とiCloudへのバックアップ取得ではかなり差があり、ローカル端末へのバックアップにおいては『暗号化』するか否かで内容も異なります。
やはり、ほぼ元通りということを望まれるのであれば『ローカル端末』へ『暗号化(パスワードあり)』して取得されるのがベストです。