ある方が言いました。『うちは帳面汚しの場合は最低〇〇円かかる。』ということを。
この『帳面汚し』という言葉、聞きなれない言葉かと思いますが、それはいったい何を意味するのでしょうか?

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
冒頭に書いた『帳面汚し』という言葉、まれに使われる方がいるのは事実です。
では、それはいったいどのような時に使われるものなのでしょうか?
帳面汚しとはどういう意味で使われるのか
冒頭で書いた方の場合、通常のB to B取引よりもはるかに安価なものを個人的に依頼された場合に使われていました。
つまり、本来の業務とはあまり関係のない、『不要』な記帳が発生するということから『帳面汚し』という言葉を使われていたということです。
この場合、間違いとまでは言いませんが、仕入れたものを販売したことには変わりがありませんから、帳簿上は普通に仕入と売上を記帳するだけで『帳面汚し』とまでは言わない気がします。
本人の感覚的な問題もありますが。。。
例えば、商品仕入などにおいてミステイクが発生した場合、返品などが起きたりします。
その場合、ミステイクがなければ商品仕入だけで済んだものが、ミステイクがあったことによって返品仕訳が発生します。
この返品仕訳が『帳面汚し』と言われるものです。
何もなければ本来不要な記帳をしなくても済んだものの、それが発生したことで余計な記帳が発生した。
これが『帳面汚し』と言われるものです。
しかし、このようなことは日常的に起こり得ることですので、どの事業者であっても『帳面汚し』と呼ばれるものはどこかに存在しているのではないでしょうか。