WordPressなどのCMSは定期的にアップデートされていき、その中において機能強化を図ったり、セキュリティ的な脆弱性に対する対応を行ったりしています。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
昨日(2016年12月7日)、WordPressの最新バージョンとなる4.7がリリースされました。
今回のアップデートに限ったことではありませんが、アップデートする際にそれが失敗してしまうこともあるため、一度ご紹介しておきます。
WordPressのアップデートが失敗する
WordPressにおいてアップデートが失敗する原因の多くは、使っているプラグインとの問題により起こります。
これは、WordPressのバージョンとプラグインのバージョンの不整合、簡単に言えばプラグイン側が最新版に適合していない部分があるということです。
このような場合、WordPressのアップデートを行う前にすべてのプラグインを一度停止します。
高速化を図るためにキャッシュ系のプラグインを使われている場合は、プラグインを停止する前に一度キャッシュを削除してから停止する方が良いです。
(このキャッシュ系プラグインが引っかかるケースはよくあります。)
アップデートはテスト環境で試す
もう1つ、これは以前にもどこかの記事でお書きしたかと思いますが、こういったアップデートが影響するものはとくに、テスト環境を用意しておき、まずはそこでアップデートや動作テストをすることからはじめることが重要です。
ローカル環境にXAMPPなどを使ってテスト環境を用意しておくか、サーバにテスト用の環境を用意しておき、そこで順番にテストを行うことで問題が起きないかの確認をします。
また、当然アップデートを実施する前には必ずすべてのバックアップを取得してください。
データベースの更新が行われることもありますので、データベースのバックアップも例外ではありません。
これらの手順を踏んでもダメな場合は専門業者に依頼することをお勧めします。
WordPressにはデバッグモードというものがあり、そこでPHPのエラー表示を見ながら原因を探していくことも可能ですが、それらに携わったことのない方はおそらく解決には至らないはずです。
また、日頃から業者と保守契約を締結している場合においても、WordPressのアップデートに関しては別料金になることが多いでしょう。
私も含め、ウェブに携わる業者も当然テスト環境にてテストをし、ダメな場合はその原因をつきとめる作業をします。
従って、それ相応の労力を要することになるため、通常の保守とは別料金になってしまっても仕方がないのです。
これらに関しては、WordPressのカスタマイズ度合いによっても異なるため、内容によっては単純作業では終わらないことから高額になることもあり得ます。