1.1.1.1 is a partnership between Cloudflare and APNIC.
(1.1.1.1は、CloudflareとAPNICのパートナーシップにより誕生しました。)
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
以前、『パブリックDNSを使って安全に』という記事や『Verisign提供のパブリックDNS』という記事でご紹介した、パブリックDNSに新たなものが登場しました。
高速なパブリックDNS『1.1.1.1』
この4月1日より、CloudflareとAPNICがタッグを組み、新しい、高速なパブリックDNSサービス『1.1.1.1』が開始されました。
このパブリックDNSはプライバシーを優先し、かつ、他の何よりも速いとされています。
では、プライバシーが優先されているという意味は?
他においてユーザーを識別するIPアドレスの記録を行わないこと。
その証明として、KPMGによるシステム監査を毎年行うとされています。
他の何よりも速いとされているのは、DNSモニターである『DNSPerf』のDNSサービスランクにおいて一番速かったことからです。
私が『DNSPref』で確認した時のQuery Speedは、
1.1.1.1.1:14.01ms
2.Cisco OpenDNS/Umbrella:20.64ms
4.Google Public DNS:34.51ms
6.Norton ConnectSafe:47.54ms
8.Verisign Public DNS:70.77ms
といった感じでした。
しかし、これは地域などによっても違いがあるように感じます。
実際にいくつかのパブリックDNSの値に変更して試してみましたが、私のところでは『Cisco OpenDNS/Umbrella』と『Google public DNS』が一番速く、『1.1.1.1』は『Verisign』と同程度の速さでした。
まだ始まったばかりですので、『1.1.1.1』は今後に期待した方が良いかもしれませんが、他の地域やネットワークなどによっては現時点で一番速いのかもしれません。
ご参考までに